屋根やね、roofは、主に建物の上部を覆う構造物である。

外の天候の変化、たとえば強風太陽の強い日差し、気温の変化、工場ばい煙大気中の粉塵を防ぐなどの役割を行う。

屋根のデザインは、その土地の風土によって、積雪で家屋が押しつぶされるのを防ぐ尖がったもの[1]や緩やかな曲線を描くもの[2]、平らなもの[3]などがある。

屋根を覆うことを「葺(ふ)く」[4]といい、屋根に使われる素材(茅葺トタンレンガスレートコンクリートなど)により「○○葺」と形容される。建物の構造はそのままに、屋根だけを交換することを「葺き替え」という。

使用される素材はその土地や時代文化圏で利用しやすいものが使われることが多いため、家々の屋根は集合してその土地の風景や景観を醸しだす。